AGAの治療は主に「自宅でできる治療」「育毛サロン」「病院での治療」の3つの選択肢があります。
それぞれ受けられる治療方法や目的が異なってきますが、AGAを引き起こしている問題点を解決さえできればどの治療方法でも抜け毛・薄毛を改善することは可能です。

「自宅でできる治療」には頭皮に優しく頭皮環境を改善するのに役立つAGA対策シャンプーやAGA対策サプリを使った方法がありますが、最もポピュラーな方法といえば育毛剤を使った方法かもしれません。
育毛剤には頭皮の血行を促進したり皮脂を抑制する成分などが配合されています。
これらの成分の作用で頭皮環境を整えて毛髪の成長や脱毛予防効果が期待できますが、より積極的な発毛効果を求めるのであれば発毛剤です。

育毛剤は今生えている髪の毛を太く健康的に成長させることを目的としたものです。
発毛剤は育毛剤の有効成分よりも発毛効果の高い医薬品成分が配合されているものがほとんどなので、髪の毛が抜けた・薄くなった部分を発毛させたいということであれば発毛剤によるAGA治療の方が発毛効果が期待できます。

一般用医薬品の発毛剤は薬局等で購入できます。
医師の処方箋が必要な医療用医薬品の発毛剤についても個人輸入代行サイトを通じて手に入れる方法があります。
自宅でも医師の処方箋なしでミノキシジルやフィナステリド等の内服薬・外用薬を使ってAGA治療をする事ができます。
個人輸入の場合は副作用が出た場合に医師のように適切な対処を行うことが難しいので注意が必要です。

AGA治療を「育毛サロン」で行う場合はカウンセリング・マッサージ・シャンプー・頭皮クレンジングなどの施術を中心に頭皮環境の改善を目的としたケアになります。
そのため、育毛サロンは育毛・発毛しやすい頭皮環境を整えるのに適した施設と言えますから、AGAがかなり進行している場合は育毛サロンでの改善は難しいかもしれません。
本格的なAGA治療を受けたいのであれば病院での治療です。

一般病院では現状維持を目的としたフィナステリド(脱毛を抑える)の処方やミノキシジル(血管を拡張して発毛を促す)の外用薬の処方によるAGA治療がほとんどです。
ただ、AGA専門病院になりますと外用薬より効果が高いとされるミノキシジルの内服薬やオリジナル治療薬による投薬治療が受けられます。
さらには頭皮に直接栄養や成長因子を注入する注入療法や植毛などが受けられますから、AGA専門病院であれば一般病院よりもAGA治療の選択肢の幅が広げられます。

AGAが悪化している場合の対策法

AGAは進行型の脱毛症であるため徐々にではあるものの確実に進行していくものですから、適切な対策を講じることなく放置していればどんどん悪化していきます。
髪型によっては前髪の後退に気付くのが遅く、気付いた時には前髪のボリュームが減っているということもあるかもしれません。
すでにAGAが悪化している場合は自宅で育毛剤やサプリを使ってケアしたり、育毛サロンで頭皮環境を整えるだけのケアで元の状態に戻すというのは困難でしょう。

AGAの進行度合いは大別すると三段階に分ける事ができ、第一段階の初期レベルではまだ脱毛作用より発毛する力が上回っている状態なので、生え際の後退や頭頂部が薄くなるなどといった一目で分かるような状態は見られません。
ですので、この状態であればまだ予防がAGA治療の中心となる段階です。

ただ、第一段階でもレベル2・レベル2(vertex型)となると、一目で分かる状態ではないものの生え際がやや後退したりつむじ部分が薄くなってきます。
この場合は育毛剤やサプリ等の自宅でできる対策や育毛サロンでの施術だけではなく、フィナステリドやミノキシジルなどの発毛剤を使った脱毛抑制・発毛対策でAGAの進行をくい止めることを考えなければいけない段階です。

また、第二段階ではレベル3~レベル4まで分類されていますが、レベル3は一目で分かるM字ハゲやO型ハゲと呼ばれる状態です。
レベル4まで進行するとM字ハゲが進んでU字ハゲに、O型ハゲもさらに進行してますますボリュームが減少した状態となります。
ここまでくると医療用医薬品を使った治療が必要な状態ですから、フィナステリドやミノキシジルを使ったAGA治療が基本です。

最後にレベル5~レベル7まで分類されている第三段階まで悪化した場合ですが、この段階まで来ると生え際と頭頂部の境目がわかり辛くなってきます。
レベルが上がるに連れて地肌の露出部分が増えていき、最終的には生え際と頭頂部が完全に繋がって髪の毛はほとんど側頭部のみ、さらに悪化するとその側頭部さえも薄くなります。

AGAは第三段階であってもレベル5の状態であればフィナステリドやミノキシジルなどの投薬治療に加えて、最新の治療方法である頭皮に直接有効成分を注入する注入療法などが効果的かもしれません。
そのレベルよりさらに悪化した場合には自毛植毛か人工毛植毛しか有効な対策がありません。